2015年6月8日の月曜日。何気なくお昼のテレビ番組を見ていたら、フジテレビのバイキングにて「スプーンを使った視力回復トレーニング」が紹介されていました。
先生を務めていたのは、視力回復に関する著書等で有名な、今野清志(こんのせいし)先生です。見ていたら自宅で簡単に出来る方法なので、その内容をちょっとまとめてみました。
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日本では40代以上の40%が近視だと言われており、50代、60代になれば老眼になる人も多いです。
この原因は「目の酸素不足」であり、これによって多くの目のトラブルが発生しているそうです。したがって、血流をを改善することで、目にも酸素や栄養素を行き渡らせることができ、視力の回復効果が期待できます。
<スプーンを使った視力回復トレーニング>
〇タッピング法で血流を改善
まず下準備として、60度~70度のお湯にスプーンを入れて温め、取り出して水気を拭き取ります。
手にさわってちょっと熱いと感じるぐらいが適温で、火傷しないように、手で触って1度確認しておきましょう。
続いてスプーンの裏側(丸みのある側)を使って、眉間からこめかみに向かって、少しずつずらしながら叩いていきます。
さらに、目の下側となる目頭から目尻に向かって、トントン叩いていきます。この部分は皮膚が薄いので、優しく叩きましょう。
〇シェイク法で、むくみや小じわを改善
眉間からこめかみにかけてスプーンの裏側を押し当て、軽くゆらしていきます。スプーンは縦に持ち、5回ゆらしたらこめかめの方にずらしていきます。
そして、目の下1センチぐらいのラインも同様に行います。目の周辺の筋肉も刺激できるので、小じわやむくみの改善に役立ちます。
〇ストローク法で、胃腸と視力を改善する
眉間からこめかみに向かって、なぞるようにさすっていきます。さする部分をちょっとずらして、5回程度行います。目の下側も、同じように行います。さすることで、血流の持続効果が期待できます。
老眼は目の栄養失調であり、水晶体が調整力を失っています。これらのトレーニングによって栄養が行き届きやすくなり、老眼の改善も期待できます。
〇ペットボトルで視力回復&ダイエット
500mlのペットボトルの底面に、爪楊枝が入るぐらいの3つの穴を開けます。
息を吐ききってから、ペットボトルをくわえて大きく息を吸い込みます。その後、5秒程度でしっかり吐き出します。これを5回~10回程度繰り返します。
スマホのよる視力低下を防ぐために
今やほとんどの若者が持っているスマートフォン。電話だけでなく手軽にネット検索ができることから、肌身離さず持っている人も多いと思います。
しかし、スマートフォンはある意味小型のパソコンと同じであり、使いすぎによって視力の低下を招く恐れがあります。
スマホを使用するの当たっての目のトラブルは、基本的にはパソコンの時と同じようなものです。でも、パソコンの場合は目と画面の間が40cm~50cmぐらいは離れているのが普通ですが、スマホの場合は画面と目の距離が15cm~30cmぐらになるのが普通です。
目の周囲の筋肉は、基本的に遠くを見ている時の方が休まると言います。スマホを長時間見続けていると、ピントが近すぎて目の筋肉が疲れてしまいます。このため、パソコンよりもスマホを見ている時の方が、目は疲れやすい状態になっています。
また、夜寝る前のスマホの使用にも注意が必要です。スマホの画面からはブルーライトが発せられており、特に暗い場所でスマホを見ていると、目の負担が大きくなります。寝る前にスマホを見ることによって体内時計に狂いが生じ、不眠症になるケースもあります。
スマホは、眠りに入る1~2時間前は使わないようにするのが良いです。
上記から、スマホによる視力低下やドライアイを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
1.画面との距離をなるべく遠くに保つ
2.まばたきを多くして、目の乾燥を防ぐ
3.時々意識的に遠くの景色を見て、ピント調節を変える
4.20分使ったら10分休むなど、休憩時間を設ける
おもしろいアプリやLINEでのコミュニケーションに夢中になっていると、ついつい時間を忘れてスマホを使い続けてしまいます。このような時な知らず知らずのうちに目を酷使しているので、上記の点をしっかりと覚えておきましょう!
人気が高まっている40代以降の眼科ドック
人は誰でも、40代、50代と年を重ねていけば視力が低下してくるものです。それだけならまだ良いのですが、中には重大な眼の病気を患ってしまい、発見が遅れたために失明してしまうケースもあります。
人間の目の病気には緑内障や白内障、加齢黄斑などがありますが、その中でも緑内障は日本人が失明する原因の1位になっています。日本緑内障学会が行った調査では、緑内障の推定患者数は国内で350万人以上おり、40歳以上の20人に1人が緑内障にかかっているそうです。
<発症や進行が気付きにくい緑内障>
緑内障は、視神経に何らかの障害が発生し、視野の範囲が少しずつ狭くなる病気です。人は見たいものを眼の中心で捉える性質がありますし、片方の目が欠けていたとしても、もう片方の目がそれを補ってくれます。このため、緑内障は発症や進行がとても気づきにくい眼の病気だと言われています。
このため、時々片目ずつ開けて視野が欠損していないか確認することが大切です。また、文字が読みにくくなったり、よく転ぶようになったり、歩いていて人とよくぶつかるようになった時は、すぐに眼科で診てもらうようにしましょう。
<早期発見と早期治療が何よりも大切>
緑内障では、一度失ってしまった視野を回復させることができません。このため、早期に発見して治療し、進行を食い止めることが何よりも大切になってきます。
また、40代ぐらいから発症する人が増える眼の病気に、加齢黄斑変性があります。昔はこの病気の治療法は無いと言われていたのですが、最近は加齢黄斑変性の型によっては治療が出来るようになりました。それにより、進行をストップさせたり、症状を改善させることが可能になっています。
最近は健康に関するテレビ番組もたくさん放送されるようになり、眼の病気についても数多く取り上げられています。
さらに日本は中年世代以降の人口が多いので、眼の病気を早期発見するための「眼科ドック」が注目されるようになってきました。
眼の病気が増え始める40代になったら1度は眼科ドックを受けに行き、その後も数年おきに診断を受けることで、将来失明するリスクを大幅に低くすることが可能です。
人間の生活において、眼の健康は非常に重要なものです。積極的に眼科ドックを受けて、眼の健康を守っていきましょう。