ビタミンや食物繊維など、体に良い栄養素はたくさんありますが、目にとっても良い栄養素というものがあります。その栄養素はズバリ、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC群です。

ビタミンA

ビタミンAには、角膜や網膜を健康に保つ働きや、目の粘膜を保護する働きがあります。また、ビタミンAはレチノールのカロチンの2種類があります。

レチノールは動物性食品に含まれており、とりすぎると過剰症になる場合があるので注意が必要です。

一方、カロチンは野菜に多く含まれている栄養素です。必要な分だけビタミンAに変わるので、過剰症になる心配はありません。

カロチンを多く含む食品 ⇒ ほうれん草、にんじん、モロヘイヤなど

レチノールを多く含む食品 ⇒ うなぎ、レバー、牛乳など

ビタミンB群

ビタミンB群の中で、とりわけ目に良いとされているのが、ビタミンB1です。

ビタミンB1は神経の伝達作用に関与しており、不足すると目に疲れた出てきたり、イライラしたりします。このビタミンは水溶性なので、過剰に摂取しても尿として排出されます。過剰症の心配はありません。

ビタミンB1を多く含む食品 ⇒ うなぎ、豚肉、玄米など

ビタミンC

ビタミンCは、からだの細胞や血管などに作用するコラーゲンの生成に欠かせないビタミンの一種です。このため、目にも良いとされています。

ビタミンCを多く含む食品 ⇒ キウイフルーツ、いちご、レモン、ブロッコリーなど

今注目されているアントシアニン

目に良い栄養成分として、今注目されているのが「アントシアニン」という成分です。

アントシアニンには、ロドプシンという色素の再合成を促す働きがあります。(ロドプシンは、光情報を脳に伝達する役割に関与しています。)

目が疲れてくると、このロドプシンの生成が鈍くなります。そこでアントシアニンを摂取して、ロドプシンの働きを高めようとするわけです。

アントシアニンは、ブルーベリーに多く含まれています。

 

驚きの事実!暗い所で本を呼んでも視力は悪くならない

2015年4月26日。お笑いコンビのくりぃむしちゅーがMCを務めるテレビ朝日の情報バラエティー番組「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館 2時間SP」にて、視力に関する驚きの新事実が取り上げられていました。

その内容はズバリ、「暗い所で本を呼んでも、視力は悪くならない」というものでした。

昔から、「暗い所で本を読むと目が悪くなる」という風潮が当たり前のようになっており、両親や学校の先生からこのように指導された方も多いと思います。

暗い所で読書してそうな人は、眼鏡をかけている人が多かったようなイメージもありますね。

しかし、最新の医学情報では、暗い所で本を読んでいても、近視が進行したり、何らかの目の病気が発症することはないそうです。

事実、昔の電気の無かった時代と現在の電気が自由に付けられる時代とを比較しても、昔の方が近視の方が多いというわけではないようです。

ただし、これはあくまでも「大人の場合」です。

小さい子供の場合は、手元にピントを合わせる時間が長いと、近視が進行することが明らかになっています。このため、子供の場合は明るい所で本を読むことを習慣付けることが大切ですね。

したがって、上記の事実はあくまでも「大人の場合」であることをしっかりと明記しなければなりません。

子供の頃に親から「暗い所で本を読むと目が悪くなる」と言われていたのは、正しい内容だったのですね。

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ドライアイについて

ドライアイは、乾燥しがちな所で目を使い続けたために、目の表面に潤いがなくなって発生する症状です。ドライアイが疑われる症状には、以下の項目があります。

・目が乾く

・目が痛い

・目がゴロゴロする

・コンタクトレンズをすると目が痛い

・目が充血する

・目が熱っぽい

このような症状が出たらドライアイの可能性が高いので、一度眼科に見てもらうことをおすすめします。昔はコンタクトレンズの人に目の乾きなどのトラブルが見られることが多かったようですが、今現在は、コンタクトレンズをしていなくてもドライアイになる人が増えています。

特に「疲れ目」を訴える人には、ドライアイの人が増えています。

パソコンを長時間見続けていたり、夜遅くまでテレビを見ていたりすると、疲れ目を兼ねたドライアイになるケースが多いので注意が必要です。

また、目の涙の量が減ると、目の組織が傷つきやすくなってドライアイになりやすい傾向もあります。涙は目の表面の汚れを取りさって、刺激物から目を守る働きをしています。

さらに、一定量の涙を常に分泌することで、目の表面に栄養と酸素を補給しています。

しかし、何らかの原因で涙が少なくなると、目の組織が傷つきやすくなり、そしてドライアイになったり・・。目の潤いを保ち続けるためにも、目が疲れたら休息を取るようにしたいですね。