クマには、そのでき方によっていくつかの種類があります。主なクマは、青グマ、黒グマ、茶グマの3つです。それぞれの特徴は以下の通りです。

青グマ

色白の人や、もともと肌が薄い人は目立ちやすく、目の周りの血行不良が原因です。

黒グマ

下まぶたの肌が薄くなって、たるむことが原因です。彫りの深い顔立ちの人ほど目立ちやすいです。

茶グマ

目の下の小さいしみがつながっていたり、角質が厚くなってたりするケースが多いです。

これらのクマは、単純に言えば血行不良によって起こるものです。目の周りの皮膚は薄いので、血液がよどんでいるほど目立ってしまう傾向にあります。

このクマに共通して言えることは、年齢と共にどうしても皮膚が薄くなってしまうので、どの種類のクマも目立ってきてしまうことです。ピーリングを行ったり、レチノールを配合した化粧品などを使い、コラーゲンを増やすことが、根本的なクマ対策の基本になります。さらに、目の周りのツボを刺激したり、適度な運動を習慣にすると改善につながります。最低でも週に1回~2回はウォーキングやジョギングの機会を設けたいですね。

この他にも、目元が老けてしまう原因にはくすみやしみがあります。目元の皮膚はもともとメラニン色素が増えやすく、しみができやすいです。しみがつながってクマのように見えることもあるので、注意したいですね。

また、くすみはしみよりも少しぼんやりとしたものです。ターンオーバーの低下によって角質が厚くなることや、加齢による血行不良が原因だと言われています。

真皮の役割

私達のお肌は、表皮、真皮、皮下組織の3つのパーツから成り立っています。この中で、お肌の潤いや弾力のある若々しいお肌を生み出すためには、真皮の役割が欠かせないものになっています。

真皮には、乳頭層と乳頭下層、網状層の3層から成っています。細かい繊維が網の目のように並んでいる網状層では、コラーゲンやエラスチンなどの大切な成分が含まれています。

この2つは肌の弾力や潤いをキープするために欠かせない成分であり、この部分に水分があることで潤いが保たれています。ここで水分を保持する機能が低下してしまうと、シワやたるみなどの老化現象が発生してしまうことになります。

美しくメイクをして表皮を綺麗に彩ることも大切ですが、お肌の真の美しさはこの真皮で作られていると言っても過言ではありません。

また、真皮の下にある皮下組織には、脂肪が蓄えられています。女性の丸みを帯びた体型は、お肌の最下層である皮下組織が発達することで実現しています。

この皮下組織で脂肪を蓄えることにより、体温を保持するという大切な役割も担っています。

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眠りの質を高める

睡眠不足の日々が続いている時は、お肌の状態も良くないものです。多くの方々がこれを実感されていると思います。実際に睡眠不足は自律神経の乱れにつながり、肌の新陳代謝や免疫力を低下させます。肌荒れやくすみなどの症状を引き起こしてしまうだけでなく、交感神経への刺激によって皮脂の分泌も増えるために、ニキビも出来やすくなります。

睡眠が美肌にとって非常に大切であることがわかりますね。

しかし、睡眠の満足度は人によって様々です。5、6時間寝れば十分という人もいますが、8時間以上寝ないと寝た気がしないという人までいます。睡眠時間は少なくても7時間以上は必要というのが一般的かもしれませんが、5、6時間ぐらいの睡眠の方でも、美肌をキープしている方はたくさんいらっしゃいます。

人の眠りは就寝から起床までずっと同じ状態が続くわけではありません。寝入ってからしばらくの間は「ノンレム睡眠」という深い眠りの時間に入り、その後「レム睡眠」という浅い眠りに切り替わります。それぞれの時間は約90分で、90分サイクルでノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返していくわけです。

この90分のサイクルが4~5回繰り返されることが理想的だと言われています。

しかしながら、気がかりなことがあったり、心配事などが出てきて夜が眠れないという場合もあるでしょう。このような状態は、お肌にとって良くないので、どうしても眠れない場合は医師に睡眠薬などを処方してもらう方法もあります。

人が心地よく、良質な睡眠に入るためのポイントを以下にまとめましたので、ご参考にして頂ければ幸いです。

寝る直前の視覚刺激を避ける

寝る前にテレビゲームやパソコン、テレビを見ていたりすると、どうしても目が冴えてしまいます。寝る直前はこのようなデジタル機器は消して、間接照明などを使って優しい光の中で過ごすようにしましょう。

足元をあたためる

足先が冷えているとなかなか寝付かれないものです。足元にストーブを置いたり、湯たんぽを使ったりして足元を温めてあげましょう。

空腹・満腹状態でベットに入らない

お腹が空いていたり、逆に満腹の状態だとなかなか寝付くことができません。夕食の時間を調整して、空腹や満腹の状態でベットに入ることは避けましょう。