美白化粧品と言うと、シミやくすみを取ってくれる化粧品を思われがちですが、美白化粧品の役割を正確に言えば、色素沈着を防いでしみができにくいようにすることです。
使えばシミやくすみが消えていくというものではなく、今後シミやくすみを出来にくくしてくれるものなんですね。
美白化粧品には色々なタイプがありますが、そのタイプは以下の3つに分けることが出来ます。(それぞれのタイプに当てはまる成分についても記載しましたので、実際に化粧品を選ぶときのご参考にして頂ければ幸いです。
1.メラニン色素の合成を抑制する成分
プラセンタエキス
ブタなどの胎盤由来のエキスです。アミノ酸、ビタミン、ミネラル類が豊富に含まれています。
油性天草エキス
刺激が少ないです。甘草という草の根などから抽出したエキスです。
カミツレエキス
甘草の派から抽出したエキスです。
アルブチン
高山植物コケモモの葉から抽出したエキスです。
ルシノール
メラニンを生成するチロシナーゼの働きを抑制します。
エラグ酸
ルシノールと同様に、メラニンを生成するチロシナーゼの働きを抑制します。
2.抗酸化作用で光老化を抑制する
ビタミンE
ビタミンCとの併用で作用を高めます。
ビタミンC・ビタミンC誘導体
メラニンの生成を抑えます。活性酸素の毒性を弱める働きもあります。ローションタイプの外用薬は肌を乾燥させやすいので、使用するときは保湿をしっかりすることがポイントです。
ポリフェノールを含む植物エキスなど
イチョウエキス、緑茶エキスなど
3.メラニン色素の排泄を促す
レチノール
皮膚の代謝を活発にしたり、真皮層のコラーゲンを増やす働きがあります。ビタミンAの一種です。