ウォーターサーバーは利点(メリット)もたくさんありますが、欠点(デメリット)ももちろん存在しています。

まずは、ウォーターサーバーの欠点から見ていきましょう。

欠点(デメリット)

・スペースが必要

・電気代がかかる。コンセントの位置を考えなければならない。

・お水の受け渡し時は在宅が必須。

デメリットとして一番大きいのは、スペースが必要なことです。スペースは電源が取れる位置でなければなりません。ただ、コンパクトな卓上型のサーバーも登場しており、家具の配置などを工夫すれば、それほど問題にならないかもしれませんね。

また、お水は宅配されるので、届く時間帯は在宅でなければいけません。

利点(メリット)

・お水を買いに行かなくても良い

・品質基準をクリアした衛生的なお水を飲める

・冷水だけでなくお湯も出せる

・いつでも手軽に水が飲める

ウォーターサーバーのメリットで大きいのは、ペットボトルのお水を買いに行く必要が無くなることです。お水は重いですし、自宅の部屋まで運んでくるのも一苦労です。家族全員でペットボトルのお水を飲んでいる家のお母さんにとっては、お水の買物がかなり大変ですよね。

でも、自宅にお水をまとめて宅配してくれるウォーターサーバーを利用すれば、このような手間が全て無くなります。

また、ウォーターサーバーはお水だけでなくお湯も出せるタイプが多いです。コーヒーやお茶を飲むときにお湯を沸かす手間が省けます。これも大きいですよね。ポット要らずの生活にできるかもしれません。

ウォーターサーバーを設置すると、衛生基準をクリアしたキレイな水を、いつでも手軽に飲めるようになります。まずはお試しで設置してみて、日常生活がどのように変化するのか確かめてみたいですね。

美味しい水の理由

食べ物にも美味しいものとそうでないものがあるように、お水にも美味しいお水とそうでないものがあります。では、美味しいお水とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

水の中でもH20に近い水は「純水」ですが、これは全く味がなくて美味しくありません。

実は、美味しいお水にはミネラル分が含まれています。

ミネラルはマグネシウムやナトリウム、カルシウム、カリウムなどの成分です。

これらの成分がお水に含まれていると、コクとまろやかさが出てきて水が美味しくなります。

さらに、水の中にある程度の二酸化炭素が含まれていると、お水に清涼感が出てきます。数値で表すと、1L中に3~30mgぐらいの二酸化炭素が含まれていると、さわやかさを感じることが出来るようです。

また、美味しいお水の条件には、お水の温度も関係があります。あまり温か過ぎても水の味を感じにくくなりますし、冷たすぎたすぎる場合でも冷たさばかりが際立ってきます。

一般的に、水が美味しいと感じられる温度は、10~15℃ぐらいです。井戸の湧き水などもこのくらいの温度になっています。

水の硬度(こうど)について

ウォーターサーバーやペットボトルのミネラルウォーターが人気になってきてから、水の「硬度」が重要視されるようになってきましたね。

硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を表したものです。

この硬度が高いものを硬水、低いものを軟水と言います。

この硬度は、以下の式によってもとめることが出来ます。

硬度mg/L = (カルシウム量(mg)×2.5)+(マグネシウム量(mg)×4)

そして、WHO(世界保健期間)では、軟水と硬水は以下の硬度が基準とされています。

軟水 0~60
中程度の軟水 60~120
硬水 120~180
非常な硬水 180以上

この数値が高ければ高いほど美味しいと思われがちですが、日本での美味しいお水は、硬度が10~100ぐらいの場合が多いです。その中でも、特に硬度50前後を好む人が多いみたいですね。

ウォーターサーバーを比較検討する時や、市販されているミネラルウォーターを購入した時などにも、この硬度の値をぜひチェックしておきたいですね。

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サウナの後はミネラルウォーターがおすすめ

ミネラルウォーターには、甘い、苦い、キリっとした喉ごしなど、色々な味があります。その理由は、そのお水ごとに含まれているミネラルの量に違いがあるからです。

例として、カルシウムはキリっとした喉ごしを感じさせてくれるものですが、量が多くなると舌が重たく感じます。また、マグネシウムは量が少なければ甘く、多いと苦くなります。ナトリウムの場合は量が多く含まれていれば塩辛くなります。

このようなミネラル分のバランスがミネラルウォーターの味わいになるわけですが、比較的カルシウムが多く、マグネシウムやナトリウムが少ないものが美味しいとされています。

しかしながら、ミネラルが豊富な硬水は、人によって好き嫌いがはっきりと分かれるものです。このため、ミネラルウォーターをより美味しく飲むコツとしては、健康状態や環境によってミネラルウォーターを選ぶことが大切です。

特にサウナの後など、体内の水分が不足しているような状態では、スポーツドリンクやビールなどよりも、ミネラルウォーターが最適です。サウナ後にスポーツドリンクやビールを飲むと太ってしまいますが、ミネラルウォーターはカロリーがゼロであり、水分と共にミネラルの補給に補給にもつながります。

また、ミネラルウォーターは料理などにもよく使われます。しかし、その選択を間違えてしまうと、せっかくの料理が美味しくなくなってしまうものです。

例として和風のダシを取る場合は、軟水のものを使います。カルシウムの多い硬水を使用すると、タンパク質がカルシウムと結合してアクとなって出ていってしまいます。肉や豆などを煮込むときも、硬水を使うとカルシウムやマグネシウムが肉や豆のたんぱく質を硬くしてしまいます。

野菜を煮込むときは軟水がおすすめです。紅茶も軟水が良く、高度が高いとタンニンが水のカルシウムやマグネシウムと結合して、味や香りを損ねます。コーヒーは苦さや香りを楽しみたい場合は、軟水がおすすめです。