引越し業者に荷物の運搬を依頼する時は、まず始めにいくつかの業者を選び、料金の見積もりをしてもらいます。そして一番料金が安い会社、あるいはサービス内容や保証が充実している会社を選ぶことになると思います。

引越し料金は業者を選ぶ時の非常に大きなポイントであり、ここが具体的に定まっていなければ、依頼をかけることができません。

しかしながら料金は金額だけでなく、その内容も非常に重要です。料金が内容に見合っているかどうか、きちんと確認しなければなりません。

料金が安すぎる業者の場合は、それなりのサービスしか提供していないケースもあります。後で別途料金が発生し、結果的に高くなってしまう危険性も考えられます。

以下に、引越し業者の料金を見る時にチェックすべきポイントをまとめましたので、ご参考にして頂ければ幸いです。

1.まずは、引越し料金の相場を知る

引越し料金は、荷物の量や移動距離、引越しする時期によって金額が異なります。まずは自分の荷物量や移動距離などから、どのくらいの料金が相場であるかをネットでチェックしておきましょう。

2.荷物量とトラックの大きさが合っているかどうか

荷物量が少ないのに大きめのトラックを手配したり、荷物量が多いのに無理やりコンテナや小さい車両を準備してしまう業者もいるかもしれません。単身であればコンテナでも十分かもしれませんが、家族の引越しであれば最低でも2トントラックは必要になります。手配する車両と荷物量が合っているかどうかも、大切なポイントです。

3.保証・補償内容が定められているかどうか

万が一運搬中に荷物が破損してしまった時など、どのような補償をしてくれるのかも確認が必要です。業者さんは一応はプロですが、繁忙期には素人のバイトさんも多くなります。万が一のトラブルや事故に備えて、保証・補償内容が充実しているかどうかも見ておきましょう。

4.料金の内訳がちゃんとしているかどうか

人件費や運搬費などの内訳がどうなっているか、法外な料金を設定しているところは無いかなど、詳細な部分についても目を通しておきましょう。特に、人件費は料金に大きく関わってきます。もし多いなと感じた場合は、契約前に確認・指摘することが大切だと思います。

引越しに関わる環境確認

自分達で引越しを行うにしろ、業者に任せるにしろ、引越しにはトラックと人手が必要です。そこで注意しておきたいのが、新居を取り巻く物理的な環境ですね。

まず、新居付近の道路事情と玄関付近の状況を確認しましょう。玄関の近くまでトラックが入れて、駐車する場所が確保できれば問題はありません。しかし、それが無理な場合は、駐車可能な場所から玄関まで荷物を運ぶための台車を用意したり、小型のトラックを利用するようにして、荷物を分けるしかありません。

玄関まで段差があれば、それすら出来ませんから、たくさんの人手が必要になります。雨などへの備えも念のため行っておく必要がありますね。

集合住宅の場合は、エレベーターの有無と大きさ(ドアが開いたときの上下左右の大きさと、エレベーター内の奥行きなど)、そして積載量を確認しましょう。エレベーターが無かったり、入らない荷物に関しては、階段を使うかクレーンなどを利用するしかありません。

業者に引越しを依頼する場合は、以上の点を確認して状況を伝えれば、必要な準備を整えてくれます。料金にも大きく関わってくる場合は、再度見積もりを出してもらうようにしまよう。

自分たちで引越しを行う場合は、状況次第で依頼する人員を増やすなどの手当てが必要になるので、当日困ったことにならないように、十分に検討を重ねましょう。

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床や壁、天井のお掃除をする時の豆知識

賃貸住宅を引き払う時、通常は一定のクリーニング費用を支払うだけでOKです。しかし、部屋の状態があまりにも汚いと、後で追加費用を請求されるケースもあります。

床や壁、天井などは大きな傷や汚れが残っていれば、多額の費用を請求される恐れもあります。このため、どんな部屋であっても、賃貸住宅を引き払う時は出来るだけ綺麗な状態にしておきたいものです。

以下に、床や壁、天井をお掃除する時のポイントや豆知識をピックアップしてみました。

お酢を利用してフックの接着面を剥がす

接着剤で付いている壁フックは、剥がすのが大変です。なかなか剥がれない場合は最初に「お酢」を染み込ませた布を接着面に当てて、その上でマイナスドラーバーなどを使うと、綺麗に剥がれやすくなります。

汚れが酷いところは洗剤で落とす

始めに部屋の隅などをハタキではたいてホコリを取り払い、その後で掃除機でホコリを吸い取ります。そして汚れが酷いところは少し薄めた住宅用洗剤を使って、水ぶきをしましょう。

みかんの皮で畳の黄ばみを取る

みかんの皮で出し汁を作り、これを雑巾につけて磨くと、畳の黄ばみが取れると言われています。

アイロンを使ってクレヨンの落書きを落とす

小さいお子さんがいらっしゃる場合は、部屋にクレヨンの落書きが残っている場合があります。この時は落書きの上に不要な布をかぶせて、その上から低温のアイロンを押し当てます。こうすると、クレヨンが溶けて布が吸い取ってくれます。その後は、住宅用洗剤を使って綺麗に拭き取りましょう。