エステでの脱毛お手入れに興味がある方、または既にエステに通っている方にとって、「ハイジニーナ脱毛」という言葉は一度は耳にされたことがあると思います。

ハイジニーナ脱毛とは、VラインやIライン、Oラインの脱毛が全てセットになっているプランです。ハイジーンには「衛生的」という意味があり、これが由来になっているそうです。

生理時の経血によるかゆみが軽減されたり、不快感や臭いが少なくなるというメリットがあります。ただし、皮膚が弱い人やかぶれやすい人はお手入れがNGとなるケースもあるようです。

アメリカでは、もともとはハイジニーナ脱毛は一般的ではなかったのですが、テレビドラマなどの影響でハイジニーナ脱毛を行う人が増えてきました。日本でもそのドラマの映画版が公開されたことにより、認知度が一気に高まったようです。

ハイジニーナ脱毛のお手入れは、まずはデザインを決めるところから始まります。これはスタッフの方と話し合って、どの部分の毛を無くしていくのかを決めるものです。

そして、まずはVラインの脱毛から入ります。仰向けの状態で施術が行われます。

Iラインの脱毛は、片膝を立てて行います。その立てた膝を外側に倒して行うのですが、Vラインよりも若干刺激が強いようです。

続いてOラインですが、これは仰向けの状態から体を横に向けて行います。上側の足は胸の方まで引き上げ、上側の手で片方のお尻を持ち上げるような上体にして、施術されます。Iラインほど刺激は強くないですが、ちょっと体制が大変かもしれません。

この一通りの施術が済んだら、最後はクールダウンや保湿ケアを行って終了になります。

そして、お手入れをしてから数日経過すると、光を照射した部分のムダ毛がポロポロと抜け始めます。

ただ、もしどうしても毛が無くなることに違和感がある場合は、1回目の施術であれば、まだ間に合うようです。2回目、3回目になればどんどんムダ毛が無くなっていきます。

Iライン脱毛の特徴と注意点

女性の脱毛お手入れはお肌を傷つけないように、安全かつ丁寧に行う必要があります。脱毛部位によっては非常にデリケートな部分がありますが、その中で最も注意しなければならない部位の1つが「Iライン」ですね。

Iラインはデリケートゾーンの1つであり、具体的には股関節の内側のラインです。Vラインよりもデリケートゾーンに面する部分が多く、脱毛する時は最も注意しなければなりません。

Iラインを脱毛する時には「一体どの部分まで処理すれば良いのだろう?」と思うこともあるかもしれませんが、粘膜の所まではやらない方が良いでしょう。粘膜はもともと皮膚が薄く、無理に処理するとトラブルを起こしやすくなります。

また、Iラインのムダ毛を自己処理する場合は、まずはお風呂に入って清潔にした後で行いましょう。具体的な方法としては、カミソリ、シェーバー、電気シェーバーを使う方法がありますが、最もおすすめなのが電気シェーバーです。

電気シェーバーは刃先はお肌に触れないように設計されているので、安心して使うことができます。

実際に処理する時は事前に蒸しタオルを脱毛部位にあてて、毛を柔らかくしてから行いましょう。また、処理をした後はワセリンや保湿クリームを塗って、ちゃんと保湿ケアを行いましょう。

脱毛サロンやクリニックでのIライン脱毛

Iライン脱毛は、脱毛サロンやクリニックでも注目されているコースの1つです。自分では処理しにくい部分であり、エステでプロにやってもらおうと考える方も増えています。

脱毛サロンやクリニックでIライン脱毛を受ける時の注意点は、もし痛みがある場合にすぐに申告することです。Iラインはデリケートゾーンであり、他の部位で全く痛みを感じなかった人でも、痛みが出る場合があります。

これは光の出力がIライン脱毛に合っていないケースが考えられるので、遠慮せずにしっかりと申告しましょう。

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エチケットとしての脱毛お手入れ

脱毛エステに行く大きな目的は、ムダ毛の自己処理の手間を減らすことだと思います。

1回の施術で脱毛が完了するわけではありませんが、1回、2回、3回と脱毛回数を重ねることで、ムダ毛の絶対量が減っていきます。そして少しずつムダ毛の自己処理も簡単になっていくわけです。

しかし、脱毛の目的はそれだけではありません。社会的な「エチケットを守る」という意味でも、脱毛お手入れはもはや常識のようになりつつあります。

女性であれば、半袖やノースリーブを着るときにワキのムダ毛を処理しておくことは、もはや常識です。手をちょっと上げた時に脇毛が生えていることを気付かれてしまうと、ものすごく恥ずかしいと思います。

夏にプールや海に行って水着を着る方であれば、Vラインの脱毛も必須です。一生懸命泳いでいたり、友達とワイワイ騒いでいるうちに、いつの間にかVラインから太いムダ毛がはみ出していた・・・。これもかなり恥ずかしいですよね。そこに異性がいれば、恥ずかしさは倍増してしまいます。

このように、女性の脱毛お手入れは、エチケットとしての意味もかなり大きいと思います。

また、恋人・夫婦同士でも、お互いのムダ毛は気になるものです。女性側の立場からすれば、男性のヒゲや胸毛などは最も気になる部分だと思います。胸毛を好きな人も稀にいますが、もじゃもじゃした毛が苦手という女性も多いはずです。

異性と交際する上では、男性にとっても脱毛お手入れがエチケットになりつつあります。

一方男性側の立場からすれば、女性のワキの下の毛がボーボーに生えているのを見つけてしまうと、それだけで幻滅してしまう可能性があります。

また、最近は薄っすらとヒゲが生えている女性も増えており、それがきっかけで関係が疎遠になる危険性だって考えられます。

脱毛お手入れは、ムダ毛の自己処理を楽にするだけでなく、エチケットの面でもとても重要なのですね。