男性はもともと、女性よりも皮脂量が多いです。この皮脂を放っておけば酸化してしまうため、肌トラブルの原因にもなり兼ねません。また、肌が脂ぎってしまう原因の一つには、水分量の低下が考えられます。

肌が正常に潤っているときは、肌の水分と脂分のバランス状態が良いときです。しかし、乾燥などで水分が少なくなると、これを補おうとして皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

肌が乾燥しやすいのは、洗顔後です。洗顔した後はしっかり水分を与えて保湿しておかないと、水分不足を補うために洗顔で洗い流した余分な皮脂が、また分泌促進されてしまいます。

洗顔後はたとえオイリー肌の人でも、水分を多く含んだジェルやローションをしっかり付けて、肌の水分量と脂分量のバランスを整えましょう。ヒゲを沿った後も、保湿は大切です。

効果的な保湿の流れ

1.化粧水をたっぷりと手にとって、顔全体を手で包み込むようにして、化粧水を肌に馴染ませていきます。

2.指先をリズミカルに動かして、軽く叩いて化粧水を浸透させていきます。

3.化粧水の水分が逃げないように、乳液かクリームを顔全体に伸ばしていきます。これにより適度な油分が補給され、肌から過剰に皮脂が分泌されるのを防ぐことができます。

4.手で顔全体を覆って肌を温めると、化粧品の浸透が高まり、肌がしっとりとしてきます。

男もきちんと洗顔

男のスキンケアの基本は、まずは洗顔です。男は女性よりも皮脂の分泌量が多いので、朝晩きちんと洗顔しなければなりません。週末や休日には肌の大掃除日を作り、クレイが配合されたパックでケアなの汚れを取り除いたり、スクラブで古い角質を取り除いてあげましょう。

ただし、ニキビや吹き出物が出来ている場合は、肌を逆に傷付けてしまう恐れがあるので、スクラブは使用厳禁です。また、スクラブやパックや過度に行うと逆効果になるので、週に1度ぐらいに留めておきましょう。

男の洗顔の流れ

1.洗顔料を手に取り、少しの水を加えて、空気を含ませるような感じでしっかり泡立てていきます。なかなか泡立てが出来ない場合は、泡立て用のスポンジやネットもあるので、これを活用しましょう。

2.手にたっぷりの泡ができたら、その泡で顔を優しくなでながら、額は中心から外に向かってくるくると円を描くように洗います。眉の上もくるくると洗います。

3.目のまわりについては、目に沿ってまるく洗います。目の下は皮膚がデリケートなので、決して強くこすらないようにしましょう。鼻は鼻筋に沿って上下へ洗います。小鼻は下から上へ、くるくると円を描くように洗います。

4.頬は中心から外に向かって、円を描くように指を動かしながら洗います。口の周りに沿って、あごから鼻の下に向かって、円を描くようにして洗います。あごも中心から外に向かって洗います。すすぎはとても大切なので、水かぬるま湯で十分にしっかりと洗い流して、最低でも10回はすすぎをしましょう。ニキビが出来ている場合は、強くゴシゴシとこすらないように注意します。

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日焼けを防ぐ

「日焼けした男=男らしい=もてる」

このような方程式は確かに正しいかもしれませんが、長い目で考えれば、がんがんに日焼けをしてしまうのは考え物です。

女性は美白のために「UVケア」を入念に行っている人が多いです。これは単に日焼けをしたくないという理由だけではなく、将来の「肌の老化」を防ぐためでもあります。

紫外線にさらされる手の甲の皮膚の状態と、紫外線にさらされる機会がほとんどない太ももの内側の状態を比べてみれば、日焼けしない部分がいかに若々しく保てているかが分かると思います。

また、今はキレイに日焼けした肌でも、それが年と共に「老人斑」と呼ばれるシミやシワなったら・・・と考えると、たとえ男性でも恐いですよね。日焼けは光老化と呼ばれる肌の老化をもたらす最大の原因です。私達の周りに降り注ぐ紫外線には、UVAとUVBというふたつの波長があり、このどちらも光老化の原因と言われています。したがって、日光浴だけでなく、UVAを照射する日焼けサロンも肌のためには禁物です。

肌老化を防ぐためには、日頃から日焼け止めを使用し、日常生活で浴びる紫外線を防ぐのが必須です。外に出るときは忘れずに使うようにしましょう。

日焼け止めにはSPFというUVBを防ぐ度合いを示す表示があります。SPFが高くなるほど、UVBを防ぐ効果が高くなります。生活紫外線を防ぐには、SPF15~20くらいのものを選びましょう。屋外に少し長くいるようなときは、SPF20~30のものが良いです。

さらに、SPFだけでなく、PAというUVAを防ぐ度合いを表示するものもあります。日本独自の表示方法なので、海外の化粧品にはついていないことも多いようです。とりあえず、目安として日常生活ではPA+、屋外に長くいるようであればPA++のものを使ってみましょう。