キレイに美しくジェルネイルを仕上げるためには、お手入れの基本を学ぶことが大切です。

ジェルネイルは、まずは下準備を行い、ジェルネイルを塗る最適な状態にします。そしてその後でカラージェルを塗り、UVライトで硬化して仕上げていきます。

1回のジェルネイルが持つ期間は、3~4週間ぐらいです。その後はフィルフィンという手法で修正することも可能ですし、一度オフして新たなデザインをチェレンジすることだって可能です。

以下の各ページにジェルネイルの各工程をまとめましたので、ぜひご参考にして頂ければ幸いです。

下準備(プレパレーション)

自分でキレイにジェルネイルを行うためには、下準備(プレパレーション)が大切です。これはジェルを塗る前に欠かせない工程であり、ジェルが爪に吸着しやすい状態にします。仕上げに爪表面に残った水分や油分を取り除くことも忘れずに行いたいですね。

下準備で準備するもの

コットン、消毒液、オレンジスティック、キューティクルニッパー、メタルプッシャー、エメリーボード、ネイルファイル、ワイプ、ジェルルムーバー、ダストブラシ

下準備の流れ

1.手を消毒

コットンに消毒液を染み込ませて、手をキレイに消毒します。

2.爪を成形し、甘皮を整える

エメリーボードを使って爪の形や長さを整えます。そしてメタルプッシャーを爪の根元に当てて、キューティクルを押し上げます。

3.ルーススキンを取り除く

キューティクルニッパーを使用して、根元やサイドにあるルーススキンや、ささくれを取り除きます。取り除けなかった部分は、ネイルファイルで削り取ります。そしてオレンジスティックにコットンを巻き付けます。未硬化ジェルを拭き取る液体を含ませて、ルーススキンを取り除きましょう。

4.サンディングする

爪の表面をネイルファイルでサンディングし、爪表面の光沢を取り除きます。ジェルと爪の密着度を高めるために行います。

5.ブラッシングする

爪の表面や裏側、溝などに残ったゴミを取り去ります。ダストブラシを使うと便利です。

6.爪表面をドライにする

オレンジスティックにコットンを巻き付け、ジェルリムーバーを含ませて爪の油分を除去します。

7.油分や水分を完全に除去する

ワイプにカルガードを含ませて、爪表面の水分や油分を拭き取ります。

 

カラージェルの塗り方

下準備が終わったら、早速カラージェルを塗ってみましょう!ジェルネイルのデザインや輝きを直接的に決定付ける工程です。始めは慣れないかもしれませんが、何度か繰り返せばきっと上達できるはずです。しっかりと技術を見に付けていきたいですね。なお、カラージェルは2度塗りが可能です。

準備するもの

クリアジェル、ジェルネイル用ブラシ、UVランプ、つまようじ、ワイプ、ピンセット、スワロフスキーストーン、カラージェル、ハンドクリーム、キューティクルオイル、UVトップコート、未硬化ジェルを拭き取る液体

カラージェルの塗り方の手順

1.クリアジェルを塗布

自爪に色素が沈着するのを防ぐために、ベースとしてクリアジェルを塗ります。もしジェルがはみ出した場合は、つまようじで丁寧に取り除きましょう。

2.UVランプ

UVランプでクリアジェルを硬化させます。クリアジェルを硬化させるのは、1回につき2分ぐらいが目安となります。(※UVランプの性能により異なります。)

3.カラージェルを塗布

爪を縦3等分して、左、右、中央のラインを順に塗布します。はみ出したジェルはつまようじで取り除きましょう。

4.爪先のエッジを塗布し、UVランプ

少量のカラージェルを付けたブラシを内側から外側に動かして塗布します。その後再度UVランプでカラージェルを硬化させます。

5.再びカラージェルを塗布、ストーンを置く

再度カラージェルを塗ります。そして狙いを定めた場所にスワロフスキーストーンを置いて、ピンセットでストーンを軽く押します。その後UVライトで硬化させます。

6.クリアジェルの塗布

爪全体にクリアジェルを塗ります。ストーンをクリアジェルで埋め込むようにすると、ストーンが落ちにくくなります。そしてUVランプでクリアジェルを硬化します。

7.未硬化ジェルを拭き取り、トップコートを塗布

ワイプに未硬化ジェルを拭き取る液体を染み込ませて、未硬化ジェルを拭き取ります。そして爪全体にトップコートを塗って、ジェルを保護し、ツヤ感を出します。その後UVランプでトップコートを硬化させます。

8.キューティクルオイルを塗布

爪の根元を中心に、キューティクルオイルを塗布します。仕上げにハンドクリームを手と爪全体に塗りましょう。

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フィルインの手順

フィルインとは、爪が伸びてきてジェルと自爪の間に隙間が出来た際に用いる修正法です。全部塗り直すよりもかなり経済的で、爪にも負担がかかりにくいです。しかしながら、ジェルの状態が良くない場合は、一度全て外して最初から塗り直すほうがベターかもしれません。

準備するもの

ネイルファイル、ダストブラシ、未硬化ジェルを拭き取る液体、ワイプ、UVランプ、ジェルネイル用ブラシ、クリアジェル、UVトップコート

フィルインの手順

1.根元を削る

まず始めに、ファイルを使って伸びてきた爪とジェルの段差がなくなるように削ります。

2.サンディング

ネイルファイルで爪の表面全体をサンディングし、光沢を取り除きます。ジェルと爪の密着度を高めます。

3.ゴミを取り除く

ダストブラシを使って、爪の表面や裏側、溝に残ったゴミを取り払います。

4.ワイプで拭く

ワイプに未硬化ジェルを拭き取る液体を含ませて、爪の表面の汚れや油分を拭き取ります。

5.ジェルを塗る

伸びてきた爪との段差が無くなるゆに、根元部分にジェルを塗ります。そしてUVランプで硬化させます。

6.未硬化ジェルを拭き取る

ワイプに未硬化ジェルを拭き取る液体を含ませて、未硬化ジェルを拭き取ります。仕上げにトップコートを塗って、UVランプで硬化させます。

 

ジェルネイルのオフ方法

一番ベーシックなジェルネイルの1つ「ソークオフジェル」のメリットは、ファイルを削らずにジェルをやさしくオフできることです。一般的なオフの仕方は、ジェルリムーバーを使う方法です。オフは、ジェルネイルを行ってから、3~4週間後に行うのが目安です。

準備するもの

ジェルリムーバー、コットン、ネイルファイル、メタルプッシャー、アルミ箔、オレンジスティック

ジェルネイルオフの手順

1.表面を削る

あらかじめネイルファイルを使って、ジェルの表面を軽く削っておきます。ジェルリムーバーの浸透を早めて、ジェルを溶け易い状態にします。

2.ジェルリムーバーをのせる

コットンにジェルリムーバーをひたひたになるまで染み込ませます。そのコットンをオフしたいジェルの上にのせます。

3.アルミ箔で包む

ジェルリムーバーの蒸発を防ぐために、トランプカードぐらい大きさにカットしたアルミ箔で指先を包みます。そして20分程度待ちます。

4.ジェルを少しずつ落とす

ジェルが溶けたら、メタルプッシャーやオレンジスティックを使ってジェルを落としていきます。万が一軽く擦っても落ちない場合は、ジェルリムーバーをのせるところからやり直します。

5.ファイルで仕上げる

ジェルが残っている部分を、ファイルで軽く削り取ります。爪は傷つけないように、ジェルだけをオフするよう気をつけましょう。