これは全ての物事について言えることかもしれませんが、ニキビや吹き出物が出来てしまうことにも、列記とした理由があります。その理由として考えられるものを上げてみました。

睡眠不足・運動不足

私達が寝ている間はお肌の新陳代謝が活発に行われています。さらに、成長ホルモンも分泌されています。睡眠不足が続いてしまうとお肌の新陳代謝が上手く進まずに、ニキビが出来やすくなります。また、運動不足が続くと、代謝が下がって吹き出物などが出来やすくなります。

オイルクレンジング

アイメイクからファンデーションまで丸ごと落ちてしまう便利なオイルクレンジングですが、界面活性剤の含有量が多いのが難点。肌への負担が大きく、オイルを使用することで汗腺が詰まりやすくなります。そして結果的にニキビや吹き出物の原因になります。

食べ物

脂っこい物ばかり食べていれば、当然のことながら皮脂の分泌量も増えてニキビが出来やすくなります。野菜をたっぷり摂るようにして、健康的な食事を心がけていきましょう。

顔の洗いすぎ

クレンジングの後に洗顔をするダブル洗顔は、お肌に必要な成分である常在菌や水分を奪ってしまいます。また、お肌のガードが剥がれて雑菌が繁殖しやすい状態になります。このため、過度の洗顔やゴシゴシ擦るような洗顔の仕方は控えるようにしましょう。

角質のケア不足

年齢が上の方に多いのですが、古い角質がスムーズに剥がれないでお肌の表面に残ってしまうと、毛穴が塞がれてニキビや吹き出物の原因になります。

ストレス過多

精神的なストレスを抱えてしまうと、ホルモンバランスが崩れてニキビが出来やすくなります。自分なりのストレス解消法を見つけて、あまりストレスは溜め込まないようにしましょう。

ピーリング

ピーリングは一見お肌をキレイにできるように思われがちですが、皮脂の分泌を促進させたり、皮膚の表面を硬くしてしまう恐れがあります。結果的に、毛穴が塞がれてニキビができやすくなります。

ホルモンバランスの乱れ

女性はホルモンバランスが崩れると、皮脂が過剰に分泌されたりしてニキビや吹き出物ができやすくなります。

内臓のトラブル

内臓が何かしらの問題を抱えていれば、その状態は肌にも現れます。肝機能のトラブルの場合はほっぺの中央に、胃腸が弱っている場合は口のまわりにニキビや吹き出物が出来やすくなります。

ニキビとホルモンバランスの乱れ

ニキビとホルモンバランスには、切っても切れない関係があります。特に男性ホルモンには、皮脂腺を発達させて、皮脂の分泌を促進する働きがあります。皮脂の分泌量が増えれば、どうしても毛穴は皮脂が詰まりやすくなり、アクネ菌が繁殖してニキビが出来やすくなるのです。

男性ホルモンを別名アンドロゲンというのですが、このアンドロゲンは男性だけにあるものではありません。女性にももちろん存在します。男性は副腎皮質と睾丸から、女性は卵巣と副腎皮質からアンドロゲンが分泌されます。思春期にニキビが出来やすくなるのは、このホルモンのバランスが崩れるからだとも言われています。

思春期にニキビが出来やすい女性は、血液中の男性ホルモンの値が高く、皮脂分泌が多いということも近年明らかになってきました。さらに、20代以降の女性のニキビが、アゴやフェイスラインなどの男性のヒゲが生える場所と同じところにできやすいのは、男性ホルモンの受容体が濃いからではないかと言われています。

また、ニキビが出来てしまう理由の1つには、毛穴の内側の角質が厚くなることも挙げられます。ニキビが巣くう脂腺性毛包は、毛穴付近の内側の角質が厚くなりやすいのです。厚くなった角質によって毛穴が塞がれてしまうと、皮脂が出づらくなって溜まってしまい、白く盛り上がってきます。これがニキビの初期段階ですね。

さらに、毛穴を塞いで厚くなってしまった角質細胞は、剥がれにくいという性質も持っているようです。通常は古くなった角質は自然に剥がれ落ちていくはずなのですが、これが行われずにお肌に留まってしまいます。このような角化異常によっても、ニキビが出来やすくなってしまうのです。

この他にも、ニキビが出来る原因には、全身疲労やストレス、睡眠不足、便秘、間違ったスキンケア方法、肌に合わない化粧品の使用など、色々な原因が考えられます。

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ストレスがニキビの原因に

ニキビが出来てしまう裏には、ストレスが起因していることが少なくありません。悩み事や心配事を抱えてイライラした状態が続いてしまうと、肌が荒れたり、中にはじんましんが出来てしまう人もいますね。

さらにはつめの健康が損なわれてしまったり、円形脱毛症になってしまうこともあるようです。皮膚や髪の毛は私達の体の一部であり、その健康状態が私達の身体に大きな影響を及ぼしていることがわかりますね。

また、恋をしている女性は、びっくりするぐらい綺麗になることがあります。これは恋をしているときの幸せな気持ちが女性ホルモンの分泌を安定させて、肌にも良い影響が出てきているのでしょう。

しかしながら、私達はストレスを感じてしまうと、自律神経に影響が出てきます。自律神経は血圧や消化管機能などのコントロールを行っており、交感神経と副交感神経から構成されています。ストレスを受けると交感神経の働きが活発化します。そしてアドレナリンやノンアドレナリンなどのホルモンが多量に分泌されて、血圧が上昇したり、筋肉が収縮したりします。つまりストレスに対抗するために、体が緊張状態になるのです。

さらに、ストレスはホルモンの分泌を司っている内分泌系の働きとも関連しています。糖質コルチノイドという一種の抗ストレス作用の強いホルモンを分泌して、ショックや炎症を和らげたりします。これが気力を高めたり、心身をストレスに抵抗できる状態にしてくれるわけですね。

一時的なストレスに対しては、交感神経の活発化や糖質コルチノイドの分泌で立ち向かうことができます。しかしながら、慢性的にストレスが続いてしまうと、交感神経の活発化や糖質コルチノイドの分泌は、心身に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。

交感神経の働きばかりが強化されてしまうと、自律神経失調症を招いてしまう恐れがあります。交感神経と副交感神経がバランスよく機能することによって、体が健康な状態に保たれるわけですから、そのバランスが崩れてしまうと、不眠や動悸、腹痛、倦怠感などの症状が出てきてしまうのです。

これだけではなく、ストレス状態が長く続くと、糖質コルチノイドの分泌が優先されて、性ホルモンや成長ホルモンなどの分泌が抑制されてしまいます。

ニキビは性ホルモンの影響を非常に受けやすいです。このため、ストレスによってホルモンの分泌が抑制されてしまうために、ニキビや肌荒れになる可能性も十分にあります。

適度なストレスなら大丈夫ですが、慢性的なストレスはお肌や体内に数々の悪影響を及ぼし始めます。ストレスを感じたら、慢性的なものにならないように十分に注意したいものですね。