どんな部分に生えている毛でも、抜くときは少なからず痛みが伴うものです。お肌が比較的固めの部分よりも、やわらかい部分の方が痛みが伴います。

ヒゲが生えている部分は、頭皮などと比べて皮膚が厚く、そしてやわらかいです。このため、ひげ脱毛を行う時は、痛みを伴うことを予め覚悟しておいた方が良いでしょう。

しかし、ひげ脱毛の方法にはいくつかの種類があり、その方法によっては痛みが軽減されます。

まず、今現在主流になっている脱毛手法には以下の3つがあります。

1.ニードル(針)脱毛

毛穴1つひとつに針を刺して電気を流し、毛根を破壊して脱毛する方法。昔からある方法で最も効果的ですが、痛いのは事実です。施術時間も長く、費用も高めです。

2.レーザー脱毛

黒い部分に反応するレーザーを照射して、毛根を破壊する方法です。美容クリニックなどの医療機関で採用されている方法です。

3.光脱毛

レーザーよりも出力がやさしい光を照射する脱毛方法です。これも黒い部分にだけ反応する特殊な光を採用しています。エステで主流になっており、女性が通う脱毛サロンでも、光脱毛が主流になっています。

この3つの方法で、痛みが少ない順に並べていくと、以下のようになります。

光脱毛 < レーザー脱毛 < ニードル脱毛

つまり、エステで主流になっている光脱毛が、痛みが一番少ないと言えます。「どんな感じの痛みなのか」という質問の答えには、「輪ゴムで弾かれた感じ」と答える人が多いですね。

男も脱毛する時代

脱毛エステと言えば「女性が通うもの」というイメージをもたれている方が多いと思います。しかし、今現在は男性でも脱毛お手入れを行う人が増えているようですね。

男性専用エステサロンも登場し始めており、ダンディハウスやMEN’S TBCなど、たくさんの男性の方々から支持を得ているエステも存在しています。

男性の脱毛で人気の部位と言えば、ヒゲや胸毛、腕毛、お腹の毛、などです。特に一番注目と人気を集めているのが「ひげ脱毛」です。

ヒゲを綺麗に剃ることは男性にとってエチケットの1つであり、毎朝欠かさずヒゲを剃っているビジネスマンはたくさんいらっしゃいます。

しかし、毎日のヒゲ剃りによってカミソリ負けを起こす人も少なくありませんし、それによってケアが必要になり、悪循環に陥る人もいます。

また、強引なヒゲ剃りを続けていると、色素沈着を起こしたり、埋もれ毛が出てくる人もいます。

ヒゲが濃い人の場合は、朝ヒゲを剃っても、夕方になれば薄っすらとヒゲが出てくることもあります。夜に重要な会合が控えてる場合、朝と夕方の1日2回もヒゲ剃りを行う方もいらっしゃいますね。

そのようなヒゲの悩みや処理の大変さから開放してくれるのが、ヒゲ脱毛です。毛周期に合わせて複数回通う必要がありますが、毎回一定の量ずつヒゲの量を減らすことができます。

また、ヒゲ脱毛は、女性のようにスベスベなお肌にするのではなく、部分的にヒゲを残すことも可能です。ヒゲを全て無くしてしまうことに抵抗がある場合、おすすめの方法だと思います。

メンズエステでは一人ひとりの希望に合わせて脱毛お手入れを行ってくれるので、遠慮せずにどんどん相談してみましょう。

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家庭用、サロン、医療機関における脱毛器の違い

今、脱毛技術の主流は、光線を脱毛したい部位に照射してダメージを与える「光脱毛」や「レーザ脱毛」が主流になっています。

これらの光線による脱毛お手入れを受けられる場所は、美容外科や美容皮膚科、美容クリニックなどの医療機関と、エステサロンや脱毛専門サロンなどの一般的なエステがあります。さらに、最近は光脱毛が可能な家庭用脱毛器も、ネットや家電量販店で購入できるようになりました。

これらは共に同じ原理を持った脱毛器ですが、使える場所によって光線の出力の強さが大きくことなるものです。

まず、美容外科などの医療機関が採用しているのが、レーザー脱毛器です。これは最もレーザー(光線)の出力が強く、より効果的に脱毛することが可能です。

具体的には最大60Jのレーザーの出力が可能で、これは医師が常駐している医療機関だからこそ認められているものです。医療機関ではお客様の肌にトラブルが起きないように細心の注意を払って施術を行いますが、強いレーザ光線によって軽い火傷や炎症などの肌トラブルを起こす恐れがあります。

このような万が一のトラブルにすぐに対応できるように、医師が居る医療機関でしか行えないのです。

続いてエステサロンで採用されている光脱毛器ですが、認められている光線の出力は最大30Jです。医療機関の半分の強さですね。

脱毛サロンではきちんと教育を受けたエステティシャンが脱毛施術を行ってくれますが、医師や看護師などの医療者ではありません。何かあった時に医療的な処置を行うのが困難なので、レーザー脱毛器と比べてだいぶ出力が低くなっています。

最後に家庭用脱毛器ですが、光線の強さは最大20Jです。個人で使用する脱毛器なので、エステの脱毛器よりも低く設定されています。

そして気になる脱毛効果ですが、一番大きな成果を上げられるのは、出力が強い医療機関です。続いてエステ、最後が家庭用脱毛器になります。

ただし、これは相性の問題もあり、もともと毛が薄い人であれば家庭用脱毛器で十分なケースもあります。一方、毛が剛毛でたくさん生えている人の場合は、家庭用脱毛器では思うように効果を得られないかもしれません。その場合は医療機関のレーザー脱毛を受けるのがお薦めだと言えます。
自分が脱毛したい部位の毛質や毛量を考えて、最適な脱毛方法を選択したいですね。