ソークオフジェルとはジェルネイルの一種で、ゲル状のジェルを爪に乗せて、UVライトで紫外線を当てて硬化させるものです。近年ではスタンダードなネイルアートの手法として、少しずつ世間に浸透しつつあります。

ソークオフジェルは、天然の樹脂素材から生まれたジェルなので、刺激的な臭いがなく、自然な仕上がりになります。専用のジェルリムーバーで簡単に落とすことができます。以下のソークオフジェルの魅力的なポイントをまとめてみました。

いつでもリトライできる

ソークオフジェルは、UVランプが当たらない限り固まらないので、やり直しが効きます。自分でトライしたい方に向いています。

爪をガードしてくれる

樹脂状の素材を爪に乗せることで、薄い爪や二枚爪の保護になります。

美しい爪をキープできる

ソークオフジェルは、ジェルを塗る前の事前準備時に爪表面をファイルで削る必要がないので、地爪が薄くなりにくいです。

素材がフィットする

ストーンなどの装飾アイテムをジェルではさみこむことができます。このため、アートを長く楽しむことができます。

簡単なリムーブ

専用のジェルリームーバーででオフできるので、ファイルを削らなくてもOKです。

匂いをカットしてくれる

アクリルネイルのような、刺激的な匂いがありません。なので、場所を選ばず、手軽にジェルネイルを楽しむことができます。

なお、ソークオフジェルの流れは、まずは爪の長さや形を決めて、甘皮を処理します。さらに爪表面をジェルが接着しやすい状態に整えます。続いて、ネイルカラーと塗布します。3~4週間するとネイルが古くなってきますので、長く持たせたい場合は修復しますし、別なデザインにしたい場合は、専用のリムーバーを染み込ませたコットンを爪に置いて、ジェルを優しく取り除きます。

ジェルネイルアートの種類

ジェルネイルアートには本当に様々な種類があります。その中でも代表的なものをピックアップしてみました。
フレンチ

カラフルライン ベージュとホワイトのフレンチネイルです。色の境目にカラフルなストーンを並べると、ポップで華やかな印象になります。
サウス・イースト・アジアン・リゾート 夏の長期休暇を東南アジアで優雅に過ごす、そんなシーンをイメージしたものです。
フラワーガーデン 女性の明るさや優しさを表現できるデザインです。小さな花が咲き誇る春の花畑を表現しています。
インディアンフレンチ インディアンアクセサリーのインスピレーションを活かしたネイルです。
ミッドナイト・スカイ 真冬の夜空の下で、澄んだ空気の中できらきらと輝く、幻想的なダイヤモンドダストを描いたものです。
コミックボム マンガのパニックシーンからインスピレーションがわいだデザインです。薬指だけに施し、他をワンカラーにするとデザインが引き立ちます。

スワロフスキー

オーシャン どこまでも続く美しい海をイメージしたものです。ジェルやストーンで海の神秘や輝きを表現しています。
ミッドナイト・トーキョー 眠らない街、東京をイメージしたものです。ベースのダークブルーに色とりどりのストーンを合わせています。
ネックレス ネイルにデザインされたスワロフスキーのネックレスをイメージしたものです。
ストロベリーデザート イチゴで作るふれっしゅなソルベからインスピレーションがわいたデザインです。
キングダム 根元に重心をおいた直線のストーン使いと、ホワイトからゴールド、ブラウンへと変化するグラデーションにより、架空の王国の宮殿を表現しています。

エアー

チェリーブラッサム ひらひらと舞う桜吹雪の様子をアニメーション風に再現したものです。
スターライト ポップスターに降り注がれるステージライトをイメージしたものです。
ロマンティックシーン 日常を忘れさせるロマンティックな夢の世界をイメージしたデザインです。
ルック・アップ・アット・ザ・スカイ 窓越しに見上げる澄んだ青空をデザインしたものです。
スポンサーリンク

オリジナルネイルのデザイン

ジェルネイルに少し慣れてきたら、今度は自分だけのオリジナルネイルをデザインしたいですよね。

あなただけのオリジナルネイルを作るためには、まずはコンセプトを決めることが大切です。コンセプトとは、どんなターゲットでどんなデザインを用いて施術するか、その屋台骨となるものです。

日常生活の何気ない場面からヒントやアイディアを見出し、流行や伝統、時代、季節感などを考え合わせて、コンセプトを固めていきます。これらをしっかりと考えることで、自然にストーリ性なども生まれてくると思います。

コンセプトが決まったら、デザインを決めるときに欠かせないのがデッサンです。デッサンを行うときは、後からの作業については一切考えない方が良いでしょう。

デザインを追求すると実際にジェルネイルをする時に難しくなるのでは?と考えてしまい、控えめにデザインをする人がいますが、目標のデザインに近づけることも、ネイルの醍醐味です。逆に難しいデザインでも作ることが出来れば、あなたの技術は相当レベルアップしていることになります。

遠慮はしないで、どんどん独創的なデザインにチャレンジしていきましょう。

デザインを仕上げるときに基礎となるのが、以下の3つの項目です。

1.色の選択

2.デコレーションアイテムの選択と配置

3.5本指のコーディネートルール

この中でも最も基礎となるのが「色の選択」ですね。単色で理想の色がない場合は、複数の色や素材を混ぜてオリジナルの色を作っていきます。例えば、同じピンクでもヌードピンクやオーロラローズピンク、偏光パールピンクなどの種類があり、青白い肌、日焼けしている肌、赤みがかった肌、くすんだ肌など、肌の状態によっても似合うピンクの色が異なってくるものです。

また、5本の指にネイルアートを行う場合は、バランスも大切です。まずは1本の指をメインに考えてデザインすると、アクセントづけしやすくなります。

さらに、デコレーションアイテムの選択には、タブーはありません。自分の感性を感覚を信じて、自由にアレンジしていきましょう。