シワの原因は乾燥!と考えている方も多いと思いますが、シワの原因はその種類によって異なるようです。

浅い「ちりめんジワ」は、乾燥によって出来るもので、お風呂あがりには消えていたり、きちんと保湿ケアすることでいつの間にか無くなっていたりします。

しかし、もし保湿ケアをしっかり行っても消えないシワは、明らかにコラーゲンが減少したことによって発生しています。

真皮にはコラーゲン線維が張り巡らされており、これをエラスチンの線維がつなぎ合わせてお肌の弾力性をキープしています。コラーゲンとエラスチンは美肌には欠かせないものであり、真皮にある線維芽細胞で作られています。

ただし、これらは加齢によって少しずつ作られる量が減ってしまうので、線維も変性して硬くなってしまいます。

真皮のコラーゲンが減ってしまい、さらには弾力が失われると、皮膚は紙のように薄く、そして硬くなります。それによって表情で折り畳まれたところに、シワが残るようになります。

また、たるみが出来る原因についても、シワと同じだと言われています。真皮をキープしていた線維が減り、ネットワークが崩れると、皮膚全体が垂れ下がってきます。

頬の分厚い脂肪を支えている皮膚や皮下組織がたるんでくると、頬の位置が少しずつ下がってきて「ほうれい線」ができてしまいます。また、眼の周りの脂肪を支えられなくなると、涙袋のたるみになります。

そしてフェイスラインの皮膚がたるむと、二重あごの原因になります。

このように、シワやたるみを解消するためには、コラーゲンを増やすための努力が欠かせません。日常生活で出来る施策を行って、コラーゲンを増やすよう努めていきましょう。

見た目年齢を決める素肌

「20歳代後半ぐらいだと思っていた人が、実は40歳代だった!」

なんていう話を、最近よく耳にしますね。

童顔などの生まれつきの顔の作りもあるかもしれませんが、見た目年齢が若く見える第一の要素は「素肌」だと思います。

お肌が水々しく、つややかでシワも少ないと、本当にびっくりするぐらい若く見えたりするものです。

メイクでもある程度の若々しさを演出できるものですが、限界もあります。

素肌が美しく健康であってこそ、メイクも活きてくるものです。

美しい素肌を保つ基本は、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動、良質な睡眠、毎日のスキンケアです。また、ストレスを溜め込まないことも大切ですね。

以下にお肌年齢が進んでいるかどうかのチェック項目を記しました。もし、あてはまる項目が多い場合は、この機会に自分のスキンケアについて見直していきましょう。

・肌が固くなってきたように感じる

・ほうれい線が深くなってきた

・化粧のノリが悪くなってきた

・ほおの毛穴が楕円形になってきた

・肌が乾燥しがちになってきた

・普通にしていても不機嫌そうに見られることがある

・メイクの時間が長くなってきた

・顔色が悪いと周りから言われるようになった

・フェイスラインがたるんできた

・ほっぺについた枕カバーの後がなかなか消えない

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美容のハンドテクニック

私達の手を上手に使えば、まるで自宅がエステになってしまうような、美容施術を行うことができます。以下にいくつかの美容のハンドテクニックをまとめましたので、ご参考にして抱ければ幸いです。

シェイク

手の振動で血液やリンパの流れの促進を図ります。手のひらで肌にやさしく圧力をかけながら、前後左右に揺らします。コメカミの横に手のひらを置いてシェイクしたり、前後にゆらしたりします。リンパの流れが良くなって気持ちよいです。

ストレッチ

クリームや美容液をぬる時に使う、ベーシックな技です。まずは手のひらと指の腹全体を肌にぴったりとくっつけて軽く外側にひっぱります。するとジワって体温が伝わり、化粧品が浸透しやすくなります。次に頬のお肌を下から上へと軽くひっぱりあげます。これらのテクニックは、肌表面を整えるのが目的で、手には力を入れずに、肌の上で滑らせるようにして行いましょう。

ピック&リフト

シワの流れと反対方向にお肌をつまんで、ほぐして引き上げるというものです。毎日少しずつ、やさしく続けていけば、シワの軽減が期待できます。額の皮膚のたるみは、指の腹を使って下から上へ引き上げます。

プッシング

耳の後ろや、目、口のまわりを指で強めに押せば、リンパの流れがスムーズになります。さらに、溜まった老廃物や脂肪を押し出す効果も期待できます。方法としては、手のひらで顔全体を押したり、口の回りも指でプッシュしてリンパの流れを良くします。